バッテリーの寿命は凡そ3年程度
車のバッテリーの寿命は凡そ3年
電装品やバッテリーの性能などで寿命が1年という短いパターンもあるが、通常は3年程度が目安である。
3年に一度程度なら、車を購入したカーディーラーにお願いするか、近くのカー用品店にお願いするのが一般的だと思います。
恐らく定期点検などでバッテリーの消耗を指摘されて交換する以外はエンジンが掛からなくなってから緊急的に交換されると思います。
バッテリーに日付を入れておく
バッテリーにはこのようにテプラなどで見やすい位置に日付を入れておくと修理工場などでも交換の目安が分かりやすい。
※和暦にすると、元号が変わった時に計算しないといけないので、できれば西暦がベスト
その車のバッテリーの型番を知る
交換する車のバッテリーを確認するにはボンネットを開けてバッテリーの番号を見るか、車検証からインターネットを使って調べるか
この2つの方法がありますが、ボンネットを開けてバッテリーの番号を調べようとすると、殆どの車はバッテリーを固定している金具が邪魔で番号の一部が読み取れないのが普通です。
できれば車検証を出してきて下記の3つの部分が判明できれば型番検索は可能です。
バッテリー検索 車検証の見方
① 車名です
② 初年度登録
③ 型式
上記の3つの情報があれば下記のサイトから交換するバッテリーサイズを調べることができます。
バッテリー検索 サイト
一般的なバッテリーサイズを調べるのは下のジーエス・ユアサの検索サイトが便利です。
GS YUASAバッテリー検索サイト
https://gyb.gs-yuasa.com/fit/
私がお勧めしているのは、なんといってもPanasonicの「CAOS」ブランド
同じサイズでもバッテリー性能が高いため、バッテリー記号が異なるため、Panasonicの「CAOS」を入れ替える時だけ下記のサイトをご使用ください。
Panasonicバッテリー検索サイト
https://panasonic.jp/car/battery/fitting/
バッテリー交換をしてみよう!
バッテリー交換は難しくはありません。
必要工具の準備
バッテリー交換 絶対必要工具
10mm スパナ
この工具は車載工具に入っている可能性もありますし、100円均一では必ず販売しているメジャーな工具です。
バッテリー交換 あったらベスト工具とケミカル
オイルスプレー
オイルスプレーであまりにも有名なのが「KUREの5-56」ですが、別にこの商品で無くても問題はありません。
ナットがサビて固着していたらスプレーすると外しやすくなります。
10mm メガネレンチ
この工具は絶対に必要ではありませんが、バッテリー交換時にバッテリーストッパーなどのナットがサビて固着している時には便利です。
グリス ペーストタイプ
グリスは電気の通りを良くるので、バッテリー交換時にバッテリーの端子にグリスを塗ってあげるとベストです。
バッテリーの取り外し方
バッテリーのマイナス端子(黒色)を緩める
バッテリー本体の金具を先に外すと、端子がサビて固着している場合にバッテリーが動くため、できれば先に端子を外さなくても緩めておくことがベストです。
バッテリーの取り外しには絶対的なルールがあります。
これさえ守っていれば誰でも交換することが可能です。
絶対的なルール「取り外しはマイナス端子(黒色)から」
できればバッテリーからマイナス端子(黒色)を外したら、端子部分にコンビニなどのビニール袋を被せるとショートすることは絶対にありませんから安全です。
バッテリーのプラス端子(赤色)を緩める
バッテリー端子からマイナス端子を外した後にマイナス端子が車体の金属に触れないようにするか?ビニール袋を被せるとショートはしないので、次にプラス端子(赤色)を外す。
バッテリーを固定している金具を取り外す
バッテリーを固定している金具が取り外せればとても簡単!
ここで注意が必要なのは、バッテリーは絶対に倒さないこと!
バッテリーを倒すと、中に入っている液体が漏れ出すことがあります。
この液体は「希硫酸」です。
希硫酸は皮膚に付着すると、通常はヒリヒリとしますので、石鹸を使って水洗いすれば落ちます。
ただ服についてスグに水洗いしないと、ジーパンみたいな生地でも翌日には穴が空くほど強い酸性です。
バッテリーの取り付け方
バッテリーを置く向きの確認
バッテリーの取付は簡単ですが、最初に注意しないといけないのは、絶対にプラス端子(赤色)とバッテリーのプラス(+)側を合わせてバッテリーの向きを確認するようにしてください。
※通常はバッテリーを逆に置くと配線が届かない設計にしていますが・・・。
バッテリーを固定している金具を仮止め
バッテリーを固定ている金具を取り付けますが、この時はバッテリーを手で動くくらいにバッテリーを固定している金具をゆるめにしておくことがポイントです。
グリスがあればプラス端子(+)とマイナス端子(-)に塗る
グリスがある場合は端子にグリスを塗ることで通電が良くなります。
※グリスが無くても大丈夫です。
グリスを塗ることで性能が良くなるというよりも、締め付けが悪くてもグリスを塗ることで端子が点で接続されているのか?面で接続されるのか?の違いと思ってください。
プラス(+)端子から取り付ける
最初にプラス端子(+)から取り付けます。
マイナス端子は最後です!
プラス端子(+)はスパナで締めますが、締める力は端子を手で左右に動かした時にバッテリーから端子が外れないのがベストです。
グリスを塗った場合は端子が左右に動く場合がありますが、きつく締めてもグリスを塗れば左右に若干動くことがありますが、仕方がありません。
外れなければ大丈夫です。
マイナス(-)端子を最後に取り付ける
最後にマイナス端子を取り付けます。
マイナス端子をバッテリーに繋ごうとした瞬間に「パチッ」と軽い火花が飛ぶ場合があります。
これは異常ではありませんので、安心してください。
最後の確認
これでバッテリー交換は完了ですが、最後の最後に、念のため(+)と(-)の端子を指で左右に動かして、端子の取付が緩くないか?
だけは確認しておいてください。
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