車庫入れが苦手な人は後ろを振り向く
車の運転が苦手な人・車庫入れが苦手な人の多くはバックする時に助手席に手を掛けて後方を目視してバックしますが、これは非常に危険なバックの方法と指導しています。
後ろを振り向くバックが危険な理由とは
10代後半から20代に掛けて運転免許を取得して自動車教習所で教わったように後ろを振り向いてバックする運転が当たり前になると後ろを振り向いて後方を目視することが安全だと思ってしまうものです。
しかし若い頃はいいのですが中年頃になるとお腹まわりにお肉が付いてくると身体をねじってバックすることが苦しくなってきます。
お腹が邪魔して20代の頃のように徐々にねじれなくなってしまいます。
中年太りになって身体がねじれないのは序の口で、50代も後半に差し掛かると、今度は身体が硬くなってしまいます。
高齢者特有の硬直です。
身体機能は衰えているのに運転は同じだから危険
写真のように、どうみても身体が柔らかいとは言えないですよね(笑)
このように身体が硬くなているのに、後ろを振り向ていバックするとどうなるのか?
よくニュースで報道されていると思いますが、後ろを振り向いてバックすると徐々に身体が硬くなっているからブレーキペダルから足が離れてしまうのです。
今度は慌ててブレーキを踏みなおそうとしますが、ブレーキを踏んだつもりがアクセルペダルを強く踏んでしまい、店舗などに突っ込んでしまう大事故になってしまうのです。
身体が硬くなるからアクセルペダルとブレーキの踏み間違え事故が起こるとは言い切れませんが、原因の一つであることは間違いありません。
後ろを振り向いてバックすると死角が多い
後ろを振り向いてバックすると上の図にあるように後ろの窓ガラスからの視界だけになります。
恐らく車庫入れなどでバックしている時はハンドルを左右どちらかに回していると思いますが、後ろの窓ガラスからしか見えない景色は死角だらけとなるので危ないのです。
特に後ろを振り向いてバックすると、ボンネットやトランクの高さよりも低い位置は見えません。
バックする時はサイドミラーだけで
トラックなど大きな車は基本的に真後ろが見えません。
だから自然とサイドミラーだけでバックするから狭い場所でも楽々入るのです。
またサイドミラーだけでバックすると運転姿勢が崩れないのでアクセルペダルとブレーキの踏み間違えの確率も格段に低くなり、サイドミラーを使うことで死角が少ないのです。
安心感から変えられない
人は誰でも今までルーティンにしていたことを変えるのは非常にパワーと勇気が必要ですが、若い頃のように後ろを振り向てバックしていても問題なくても身体は年齢と共に徐々に気付かない間に硬くなるので運転が変わってしまうのです。
最初は誰でも運転を変えることに抵抗感があるのは承知しておりますし、お気持ちも理解できます。
アクセルペダルとブレーキの踏み間違えによる死亡事故の加害者・被害者が本当に無くなって欲しく思います。
後ろを振り向いてバックすることは危険ですからお早めに運転を変える努力をして頂きたいものです。
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