自動車教習所で何度も何度も落ちた人っていますよね。
実は私の父親は九州の貧しい島国で生まれ、中学卒業と同時に疎開して定時制の高校に通いながら結婚して子供に恵まれ、家を購入してと気が付いたら40代になって初めてゆとりが出てきたので、マイカーを買うために自動車教習所に通いました。
幼少の頃からお勉強はできたのに、運動神経はイマイチ。
自動車教習所には20代前後の若者ばかりで浮いた存在だったのですが、それより浮いた存在は何度も教習所内の段階試験に落ちちゃう。
わたしは運転指導している仕事ですから、真逆のタイプです。
当時はクルマの運転通信教育という仕事で無かったので、父親が自動車教習所で苦戦していることは知っていましたが、あまり気にすることがありませんでした。
スグ運転が上手くなる
車庫いれ.comの講習会では免許取得後6ケ月のペーパードライバーに運転をしてもらったら、幅寄せは脱輪(笑)
車庫入れもリアバンパーを接触(笑)
本当に運動神経が良くないというイメージでしたが、昔であれば運転が下手な奴って運動神経が鈍いから!
なんて、とっても失礼なことを私自身が思っていたのですが、実は違ったのです。
自動車教習所で教わらないから
わたしの父親も、そして車庫いれ.comで運転してもらった方も自動車教習所で習ったのですが、それは道路交通法という座学やハンドルの回し方など初歩的なことばかりで、肝心の運転ができるようになることを教えていないのです。
これは自動車教習所さんが悪いのではありませんよ!
あくまで自動車教習所さんは公安委員会が定めたルールに則って教えること運転免許試験場の試験(仮免学科)・(仮免実技)・(本免実技)の3つが免除される特典があるから従っているだけです。
特に運転免許試験場の仮免実技は本当に合格率が低い。
これは難関ではありますが、運転技術というよりは法的に則った運転をしているか?を減点方式で採点しているから難しいのですね。
例えば交差点で左折する場合にウインカーを出すタイミングや車線変更する時の確認など…。
特に・特に・特に3回続けて言うな!
くらい安全確認をしているか? これを見ているのです。
だから難しいというより、気付かずに運転して減点されて不合格という流れですね。
誰でもスグに数センチの隙間があったら接触させずに運転できる
ちょっと余談が長くなっちゃいましたが、車というのは、どれほど小さくても、どれほど大きくても
まったく同じ法則に則って動く機械なのです。
ですから法則を知らなかったら感覚でしか運転することができいない。
感覚だからギリギリ狭い場所なんかで接触しないこともあるし、接触させてしまうこともあるのです。
これは車庫いれ.comの撮影時に段ボール箱を置いて車がどのように動くのか?
についてテレビカメラを上空5m程度まで上げて上から撮影したものですが、感覚で運転していないから何回やっても数センチの隙間でも絶対に接触させない。
免許取得後6ケ月のペーパードライバーが最初は下手だったのに、理論を知ったらドアミラーよりも近い場所に段ボール箱を置いたのに、自信を持って車を接触させずに運転できるようになる。
この下手クソな運転から1時間以内という時間で、練習時間はゼロです。
だから車の運転が苦手な人は自動車教習所では教わらない原理原則を知らずに感覚だけで車を運転しようとしているから苦手なだけなのです。
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