コムテック ドライブレコーダー HDR-102
お待たせいたしました。
今回からようやく国産のドライブレコーダー評価について書いていきたいともいます。
前回にも説明しましたが、私は100台以上の車に様々なメーカーのドライブレコーダーを取り付けた経験があるため、一般論的な目線で無く私個人の体験を元に個人的な感想などを交えて解説いたします。
ニーズによって商品の良さが変る
車と言えば全てにおいてベンツが一番!
なんて人もいれば、いやトヨタがナンバーワンだ!
と様々な意見があります。
私は様々な自動車を運転してきましたが、どのメーカー・車種にも100点満点など絶対にあり得ないのです。
その理由は、安全性を重視する方ならどのメーカーでも上位クラスが勝ります。
そりゃお金を出せばいいものが購入できるのは当たり前ですが、その反面仕事で使うからコスト重視!
このようなニーズには費用対効果が求められるでしょう。
このように求めている事に対して合致していればいいものなのです。
ですからドライブレコーダーひとつをとっても求めているニーズによって大きく変わりますし、メーカーごとに味付けも異なります。
皆さんのニーズに合致して欲しい味付けの商品をご購入してください。
日本製のドライブレコーダーの特徴
日本製のドライブレコーダーを簡潔に意見しろ!
このように言われたら、日本製のドライブレコーダーは全てにおいて「飛び抜けていない」・「可もなく不可もなく」といったイメージでしょうか?
どちらかというと、日本人は右に倣えが好きで、「他人が持っているから」・「有名人が使っているから」・「他人が評価したから」が好きな傾向にあると思います。
そのような日本人のニーズに合わせてドライブレコーダーを作っているから、差別化が難しいと思うのです。
日本3大メーカー
日本の電子カー用品の3大メーカーと言えば
「コムテック」・「セルモーター」・「ユピテル」
※50音順に並べましたので、メーカーの優劣順位ではありません。
ではないでしょうか?
今回は日本3大メーカーのコムテックさんのドライブレコーダーについて解説します。
コムテックのドライブレコーダーの評価
コムテックのドライブレコーダーの評価と書きましたが、正直コメントが難しい。
今回のコムテックHDR-102は2tトラック4台ほどに取り付けました。
正面から見たコムテックHDR-102
車内から見たコムテックHDR-102
画面の大きさは適度な大きさでGood!
付属品について
日本製のドライブレコーダーに多いのですが、コムテック HDR-102はシガーライターからの電源供給で、12V(乗用車)と24V(トラック)に対応しています。
※最近ではUSB電源供給の商品が多い(5V仕様)
なぜコムテックのHDR-102だったのか?
商業車両なので24V対応でコストと安定を重視した時に、日本製で一番安かったのがコムテックのHDR-102だったからです(笑)
コムテック HDR-102の良かったところ
他社メーカーの商品ごとの設定は不明だが、安価なこのモデルで衝撃感知レベルが3軸
①前軸:急ブレーキ・衝突など ②縦軸:上下運動 ③横軸:カーブなどの横揺れ
この3つが設定できる。
この設定でメリットが大きいのは商業車両などのトラックである。
トラックなどは上下運動が激しいので、3軸調整機能が無ければ絶えず録画機能が働いてしまうが、コムテックのドライブレコーダーには3軸調整が付いていた。
ドライブレコーダー本体が大きくなく・小さくなくベストなサイズだと思います。
本体にモニターが付いていますが、再生してもハッキリと判断できる位の画面の大きさです。
あと、ドライブレコーダーは自由に角度設定ができるのですが、コムテック HDR-102はガラスに貼り付けると上下しか動かない。
窓ガラスを拭いた時にドライブレコーダーに手が当たってレンズの向きが大きく変わることがありますが、上下しか動かないということは、さほど向きが変わらないということです。
設定についても複雑で無く、誰にでもできるという印象でした。
コムテック HDR-102の悪かったところ
設置後に初めて気付いたのですが、GPS機能が全くない。
オプション品でもGPS対応が無い。
ちょっと致命的かもしれません。
事故時に時速何kmで走行していたのか?
事故で裁判沙汰になると時速は証拠として絶対に必要不可欠な要素です。
GPSの無い映像であれば映像から流れる景色の時間によって走行速度を割り出すといった手間の掛かる作業が必要となります。
総論
日本製で電波障害なども確認できませんでしたが、やはりコストの問題があっても価格を少し上げてGPS機能は付けるべきではないかと思います。
またGPS機能は走行時速だけでなく、現在時刻も正確ですが、GPS機能が無いドライブレコーダーは手動で時刻設定となるため、時間経過と共に時刻が狂う可能性があります。
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