マイルドハイブリッドが世界のスタンダードに?
ハイブリッド車はトヨタが1997年に初代プリウスを発売して20年を超える歴史で、トヨタ以外のメーカーもハイブリッド車を販売するようになりました。
世界的に環境問題がクローズアップして低燃費を達成するためにハイブリッドが欠かせないシステムとなり、欧州では将来的にエンジン付き車両の禁止!
なんて決まった国もあるようですが、私個人が思うのは電気自動車でもエネルギーを使用するので車にエンジンが搭載されていなくても電力を作るために他のどこかで環境破壊しながらエネルギーを作らなければなりません。
特に電力発電は海岸沿いか、ダム付近など僻地の発電して都心部に送られるため電線で多くの電力が消失するエネルギーロスが大きく発電量の半分の電力を失うともいわれております。
これで本当に環境に優しいと言えるのでしょうかね。
安全装備で車両本体は50万円は上昇した
車業界では100年に1度の大変革時代に突入したといわれておりますが、世界的に自動運転への投資や装備に多くの費用が使われ、感覚的な問題ですが15年ほどの期間で大衆車の車両本体は50万円は上昇したと思っています。
所得金額が下がっているのに
1990年頃のバブル時代から様々なものが価格が上昇しているのに車両本体価格が50万円も上昇したらますます車離れを招く原因となります。
マイルドハイブリッド標準化への動き
欧州の自動車メーカーでは少しでもコストダウンを図るため、自動車メーカーを超えた部品サプライヤー主体でハイブリッドシステムの統一を目指してマイルドハイブリッド化が進んでおります。
電気の力とは電圧(V)×電流(A)の計算式となり、できる限り電圧を高くする方が有利になります。
日本の本格ハイブリッドは電圧が高く、電圧は100Vを超えていますが、電圧を高くすると配線まで電圧に耐えれる別の配線が必要となり、コストが上がってしまいます。
そこで欧州サプライヤーがハイブリッド専用の配線でなくてもハイブリッド化にできるように48Vの低電圧ハイブリッドであるマイルドハイブリッドの流れが加速しています。
スズキのマイルドハイブリッド
小型車が得意のスズキ自動車はマイルドハイブリッドという簡易的なハイブリッドにすることでコスト削減を最大限に生かして車両本体価格をできる限り下げてリーズナブルにしています。
トヨタのハイブリッドシステムも公開
世界的なマイルドハイブリッドの流れに取り残されないためか、トヨタ自動車はハイブリッド技術を他メーカーに無償で公開することで世界標準としての位置づけと採用数の増加によりトヨタ自体もコスト削減を図ろうとしているものと思われます。
コスト的な問題から恐らこれからはマイルドハイブリッドが主流となると思います。
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