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トヨタとホンダのハイブリッドを乗り比べて

toyotahonda雑学

各社ハイブリッドシステムは似て非なるもの

ハイブリッド車といえば発進時の低速がモーターで走り出し、中速から高速に掛けてエンジン駆動になると思っていませんか?

恐らく多くの方々が自動車メーカーによってハイブリッドシステムが大きく異なること自体を知らないのではないでしょうか?

今回はハイブリッドの代名詞のトヨタとホンダのハイブリッドを乗り比べた経験から長所と短所をユーザー目線で書いてみたいと思います。

トヨタ ハイブリッドシステム THSⅡ

トヨタのハイブリッドシステムは先駆者であり、徹底的にライバル社がハイブリッドを真似できないように数えきれないほどの特許を押さえていることもあり、完全有利な状態です。

ホンダ ハイブリッドシステム i-DCD

ホンダのハイブリッドシステムはトヨタと考え方が全く異なります。

ハイブリッドの前に少しホンダの会社について書いてみたいと思います。

ホンダは特殊な会社で株式会社本田術研究所という別会社が研究開発してホンダ技研工業株式会社(メーカー)に設計図を売り、設計した車両の売上に応じて売上が上がる仕組みです。

創業者の本田宗一郎氏がコストなどの制約を気にせずにいいモノを作るために設計と販売を分けたといわれております。
※2020年よりこの仕組みを変えるそうですが…。

そのような思想が根付いており、絶対に他社のマネはしない!独自性が強い会社です。
ですから他社は国内の他メーカーと資本業務提携を行ったりしていますが、ホンダだけは独自路線を貫いています。

少し余談が長くなりましたが、このような会社だからトヨタのハイブリッドシステムとは根本から考え方が異なります。

ホンダのハイブリッドの考え方はエンジンが主体でハイブリッドは補助という考え方です。

ホンダのハイブリッドシステムはトヨタと異なり、全く異なるハイブリッドシステムが3種類もあります。

1つのモーターから3つのモーターを使うハイブリッドシステム
今後は1つのモーターで制御するi-DCDは消滅するでしょう。

トヨタハイブリッドシステムの良いところ

圧倒的な燃費性能です。
私はプリウス1800cc(ZVW30)とSHUTTLE1500cc(GP7)を乗り比べましたが、実燃費では排気量が多いのにプリウスの方が良かったです。

これはトヨタのハイブリッドシステムが充電専用のモーターと動力専用の2モーターを使っていることが大きいと思います。

トヨタのハイブリッドは通常の停止から発進すると3秒ほどしてからエンジンが始動しますが、ホンダのハイブリッドはアクセルを放してアクセルを軽く踏み込んだ時点でエンジンが始動します。

この違いが300ccも排気量が少ないのに燃費性能に差が出ていることだと思います。

またトヨタのハイブリッドは夏場のエアコン使用時でも走行中に充電した電力を使ってもバッテリーが減りませんでしたが、ホンダのハイブリッドはエアコン使用するとスグにバッテリーが減りエンジンが始動します。

夏場と冬場の燃費に大きな違いが…。

トヨタ・ホンダ共にハイブリッドは冬場の寒い時期はエンジンの熱を利用しているためエンジンが掛かりやすくなり、冬場の燃費が落ちますが、ホンダのハイブリッドは夏場の方が燃費が悪かった。

ホイルの汚れ方が違う

トヨタのハイブリッドは2つのモーターで走行しており、基本的には停止時のみブレーキが掛かる仕組みでホイルが殆ど汚れませんでした。

ホンダのハイブリッドはモーターがミッション内部に入っており、ブレーキを踏むとブレーキと充電のダブルで制動するため、ハイブリッドなのに通常の車のようにブレーキダストがホイルに付着します。

ホンダハイブリッドシステムの良いところ i-DCD

ホンダは絶対にトヨタのモノマネはしない社風なので考え方も異なります。
ホンダは世界で一番のエンジンメーカー(生産数)で、昔から同じ排気量でもホンダのエンジンの出力は他社よりも高いのが当たり前というエンジン会社です。

よってハイブリッドシステムもエンジン主体でモーターはサブ的な考え方です。

ホンダのハイブリッドを運転するとハイブリッド車独特のギクシャクが少ない傾向です。
但し、ミッションがDCTという高効率ですが複雑な仕組みのため時速20~30km付近でギクシャクします。

時速80km~100kmではターボ車のようなレスポンス

ホンダのハイブリッド(i-DCD)はミッション内部にモーターが入っているため、トヨタのハイブリッドシステムは低速走行主体に対してホンダは全ての速度帯でハイブリッドの性能を発揮します。

特に時速80km~100kmの速度帯でアクセルを踏むとターボ車と思うような力強さが感じられます。

ハイブリッド特有のブレーキの踏み方を意識しなくていい

トヨタのハイブリッドシステムはブレーキを踏むと徹底的に発電するように殆どブレーキを使用せずに停止する仕組みのため、慣れないうちは停車寸前でギュっと止まり、不快感があいますが、ホンダのハイブリッドシステムはミッション内部にモーターが入っているので、ブレーキ操作がとてスムーズです。

トヨタとホンダのハイブリッドシステムの比較

最後にトヨタとホンダのハイブリッドシステムで迷った場合は、東京都心などの渋滞が多く発生する地域を走行する場合はトヨタのハイブリッドシステム(THSⅡ)に勝るハイブリッドシステムは無いと思うほど圧倒的な低燃費性能を発揮します。

ホンダのハイブリッドシステムはどちらかというと信号の少ない田舎道であれば恐らくトヨタのハイブリッドよりもエンジンの排気量も少なく全速度帯でハイブリッドが動いているので低燃費性能は高いと思われます。
その反面、トヨタのハイブリッドシステムと比較すると低速に弱いため、渋滞が多く発生する所では極端に燃費性能が落ちる傾向があります。

トヨタとホンダのハイブリッシステムはこう選べ!

燃費性能であればトヨタのハイブリッシステム

走る楽しみは大切にしたいし、低燃費もプラスアルファで欲しい!
このような人はホンダのハイブリッシステムがいいと思います。

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