暖機運転信者が今でもいる
今から凡そ30年ほど前までの車はエンジンの始動時に暖機運転をしないとエンジンに負担を掛けてしまうとして、私も暖機運転をしていました。
しかし・・・。
今では真冬でも暖機運転は全くしません。
暖機運転どころか、エンジンを掛けたらできる限りエンジンを早く温めるために走り出します。
自動車メーカーも暖機運転は不要と
古い車は別として、2000年以降に発売された車には暖機運転は必要ないと自動車メーカーも推奨しています。
暖機運転が不要となった理由は、それだけエンジン部品の精度が上がったことにより、エンジンオイルが潤滑するまで時間を要しなくなったためです。
町の自動車屋さんの工場長も
先日に腕利きの町工場の整備工場で工場長と話していたら、最近の車の精度は素晴らしく、暖機運転なんてするだけ無駄で、エンジン本体だけでなくオイル自体の性能も昔とは全然違うから暖機運転なんかする必要はないとのことでした。
ただ工場長も私も暖機運転は必要ないし、エンジンを始動したらスグに走り出しますが、ラジエターが冷えている時に点灯するブルーの警告ランプが消灯するまでは決して無茶な運転はしませんし、通常の静かな運転をします。
実は最近の車は静かに走行することが暖機運転なのです。
暖機運転するとマフラーにカーボンが溜まる
実は暖機運転をすると逆に車にとって良くないことがあります。
それはエンジンが温まる時間が遅ければ燃焼しきれなかった排ガス成分のカーボンなどが触媒などに付着してしまいます。
暖機運転をするとエンジンが温もるまで時間が掛かるため良かれと思ったことが車にとってデメリットを生んでしまいますし、環境にも良くありません。
触媒はある程度の温度が無ければ浄化システムが有効になりませんし、暖機運転は車のコンピューターがエンジンが温もるまで空気を遮断して燃料を大量に送り込みます。
ハイブリッシステムの車両などは冬場に燃費が悪化するのは、ヒーターはラジエターの熱を利用して車内を温めているのと、チョーク機能で燃料を大量に送り込んでいるからなのです。
車のため・環境のため・お財布のため 3つのためにも無駄な暖機運転はやめましょう!
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