ブレーキ性能が向上したから
私が自動車免許を取得した頃にスキーなどで山間部を走行していたら長い下り坂には立て看板をよく見かけました。
立て看板には、「ブレーキの使い過ぎに注意!」なんて書いていました。
最近の車は本当に性能が良くなってきたので、軽自動車でも前輪はディスクブレーキだけでなく、ベンチレーテッドディスクブレーキが標準装備されています。
写真はブレーキでディスクブレーキといいます。
赤丸部分に穴が空いていますが、この穴があることで、走行中に風が穴を通ることでブレーキを冷やす効果があります。
この効果のあるタイプのブレーキをベンチレーテッドディスクブレーキといいます。
昔の車はブレーキ性能が低く、ブレーキの使い過ぎで高熱になることでブレーキが効かない現象が多発していましたが最近の車でブレーキが効かなくなった。
なんて聞いたことが無いほどブレーキ性能が向上しています。
坂道でブレーキを踏みまくる
先日に峠を走行していると前を走っている車両がずぅ~とブレーキランプが点灯した状態で走行しているのを見掛けました。
見るからに運転が不慣れなペーパードライバーなんでしょうが、一昔前なら突然ブレーキが効かなくなる現象になっていたでしょう。
これも車の進化があるからブレーキが効かなくなるペーパーロック現象は起こらないでしょうが、とっても危険な走行なのです。
雨天時なら危険すぎる
ブレーキ性能の進化で過熱によるブレーキが効かなくなる現象は皆無に等しいのですが、運転の基本である直線で減速をしてカーブでは減速しない(ブレーキを踏まない)ことがセオリーなのです。
特に雨天時には滑りやすい路面なので、G(重力)が掛かるカーブでブレーキを踏むと横滑りの原因となります。
車の進化が運転を下手にさせる
バックカメラやパワーステアリング、そしてブレーキなどとっても便利で快適な装備は便利でラクでもありますが、実際は最初から当たり前の状態で装備されていると運転が下手になってしまいます。
バックカメラが標準装備されればバックカメラしか見ずにバックする。
ムチャクチャ危険な運転です。
山道などの下り坂だけでなく、基本的に減速するのは直線で減速を終えてからカーブでは惰性で走行しないとスリップして事故の原因となるので注意してください。
コメント