車のエアコンが効かない原因は3つから考える
長雨が続いていますよね。
東京オリンピックも開幕まで1ケ月を切り、本格的な夏に入ります。
夏になると車のエアコンはガンガンに使いますよね。
そういえば昨年までもう少しエアコンが効いていたような…。
とか、全く冷えないという現象が多数起こります。
車のエアコンが全く効かない原因とは

車のエアコンが全く効かない原因とは大きく分けて3つあります。
車のエアコンが全く効かない原因その1
エアコン自体が動いていない現象です。
①エアコンベルト
エアコンはハイブリッド車を除くと、エンジンの力を利用してエアコンを動かしています。
※ハイブリッド車の場合は蓄電した電力を使って動かしています。
このエアコンを動かすためのエンジンは動いていても、エンジンの回転をエアコンベルトというベルトを使ってエアコンを冷やすためのコンプレッサーという機械を動かしてしますが、このエアコンベルトが切れていたらコンプレッサーは動きませんので、当然ですがエアコンは全く効きません。
ただ私の経験上ですが、エアコンベルトが切れてエアコンが動かないケースは経験したことが無いほど確率的には非常に低い。
②エアコン コンプレッサー
エアコンが全く効かない原因の一番大きな原因とは、やはりエアコンのコンプレッサーが焼き付いて動かないケースだと思います。
新車から10年以上を経過した車両は要注意で、コンプレッサーの焼き付きは厄介です。
厄介の意味ですが、コンプレッサーの交換は非常に高額です。
恐らく軽自動車でも10万円は切らないと思いますし、普通乗用車クラスであれば20万円コースも珍しくはありません。
夏場の車の買い替えキッカケの1位になるほど多いケースです。
コンプレッサーが焼き付いて動いていないか?
これを確認する方法は、エンジンを掛けたままエアコンの温度を一番最低(18℃位)まで下げた状態でエアコンのスイッチ(A/C)をオンにした状態でボンネットを開けて音を聞いてください。
【カチっ!】と音がしてファンが「ぶぅ~ん」と回る音がします。
これがしていたらコンプレッサーの焼き付きでは無いと思ってください。
【カチっ!】という音がしなければコンプレッサーの焼き付きと考えても問題は無いレベルです。
エアコンガス
エアコンが全く効かない原因に、エアコンガスが完全に漏れてなくなっているケースがあります。
ただ、エアコンガスは私の経験上ですが「冷えにくい」という冷えているけど冷たくないというレベルでエアコンガスが不足しているケースが多くなっています。
よってエアコンガスが完全に抜けた状態でエアコンが効かないという現象は少し考えにくいです。
エアコンが効かない現象があったら、コンプレッサーの焼き付きを一番最初に疑った方がいいです。
エアコンが冷えにくい場合
これは先ほども書きましたが、エアコンガスが少し抜けている状態が濃厚です。

エアコンガスの種類にもよりますが、自動車ディーラーに行かなくてもガソリンスタンドなどでもエアコンガスの補充はしてくれると思います。
エアコンガスはオゾン層を破壊するとして、この30年ほどの期間に何種類か変わりました。
よって古い車ほどエアコンガスの入手が難しい可能性があります。
エアコンフィルター
家庭用のエアコンでも月に1度は掃除してください!
なんて聞いたことありませんか?

エアコンフィルターを掃除しないと電気代が高くなります!
なんて聞いたことあると思いますが、フィルターが汚れていると冷えないのです。
車のエアコンフィルター
車のエアコンフィルターは殆どの車が助手席のグローブボックスの後ろ側に付いています。

家庭用エアコンと違って一般の人は車のエアコンフィルターを清掃や交換しないと思うので、できない方はガソリンスタンド・カーショップ・カーディーラーで作業してもらってください。
ただ、ガソリンスタンド・カーショップ・カーディーラーではエアコンフィルターを掃除することはなく、即交換と思ってください。
エアコンフィルターの価格ですが、凡そ¥2,500~¥5,000程度と思っておいてください。
※エアコンフィルター本体価格の目安であり、取り換え工賃が別途発生いたします。
もうすぐ暑い夏本番になります。
夏の備えをお奨めします!