エアコンが効かなくなったら
2020年6月21日が夏至でした。
1年で日照時間が一番長い日ですね。
さぁ!あと少しで夏の暑苦しい日がやってきます。
夏場の車トラブルといえばやはりエアコンが効かなくなる現象だと思います。
エアコンが効かなくなる現象は大きく分けて2つだと思っています。
古い車でエアコンが効かなくなる原因にエアコンのフロンガスが不足していることが多いです。
車のエアコンは家庭用の部屋についているエアコンと比較して非常に過酷な環境下で動いています。
何が過酷かといえば振動ではないでしょうか?
家庭用のエアコンもコンプレッサーが動くとモーターが動くので確かに振動しますが、車のエアコンは一部のハイブリッドを除いてエンジンの力を借りてコンプレッサーを動かしています。
そのエンジンは基本的には走行するために動いているエンジンですからエアコンを使っていない時期でも振動に耐えているのです。
ゴム類と接続部分の劣化
また家庭用の部屋のエアコンとは異なり、エアコンの心臓部は熱を発するエンジンルーム内にあります。
耐熱性のゴムなど使用していますが、車のエアコンは可哀想なほど年がら年中 熱との闘いでもあります。
そんなゴム類は熱にも耐えるように設計はされているもののやはり長年の振動と熱によって接続部分の緩みなどは出てくるものです。
その隙間から徐々にエアコンガスが大気中に放出されることでアンコンガスが抜けたことによりエアコンの効きが悪くなります。
エアコンの効きが悪くなったらガスを疑え!
エアコンの効きが悪い程度ならば、暑いですがある程度は我慢できます。
エアコンの冷えが悪いな?と思ったら自分ではエアコンコンプレッサーの小窓でしか確認できませんが、やはりディーラーや整備工場またはガソリンスタンドでガスの圧力を計測してもらうことがいいと思います。
エアコンの効きが悪いと思ったら、まずは修理工場で点検を!
全く冷えなくなったら
新車から10年程度経った車に多いのが、突然エアコンが一切効かなくなる現象
コンプレッサーの故障(焼き付き)です。
これって最悪で、エアコン自体を交換しないとエアコンが使えません。
コンプレッサーの故障は素人でも判断することができます
故障の確認方法として、運転席と助手席の窓ガラスを全開にする。
次にボンネットを開けてエンジンを始動。
次にA/C(エアコン)ボタンを押してエアコンのスイッチを入れたり、切ったりする。
この時にエアコンがONになるとエンジンルーム内で「カチッ」と音がします。
この「カチッ」という音がしなければコンプレッサーの故障と思って頂いても問題はないかと思います。
これはコンプレッサーの焼き付きによるロックが原因と考えられ、エアコンのコンプレッサー交換となります。
コンプレッサーの故障は修理代が高い
車種によってエアコン取り換えの修理費用は大きく変わります。
コンプレッサーの交換となると軽自動車などの車種でも10万円程度は掛かり、普通乗用車でも20万円程度が必要となる場合があります。
夏場の代替え需要はエアコンの故障が多い
修理代が高額になるため、夏場はエアコンが故障したから車を乗り換えるという需要が結構な数あります。
修理代を安くする方法とは
車を買い替えるほどの予算が無い人は少々のリスク覚悟はいりますが、リビルト品を使った修理も検討してみてはいかがでしょうか?
車の部品には3種類あり、新品・中古品・リビルト品があります。
新品は説明しなくても理解できると思います。
一般的に中古品は事故車両や解体車両などから部品取りをしたものをいいます。
解体車両から取ってきた商品なので、そのままという商品が多くなっています。
よく使われるのは、ドアをぶつけて凹ませた場合など中古のドアに塗装することで見た目は新品の部品と変わらない時に使用されるケースが多くなっています。
この中古部品の相場ですが、あくまで目安で新品部品の半額が目安です。
最後にリビルト品です。
リビルト品とは、一般的に故障した部品と引き換えに故障した部品を分解整備して差し替えるタイプがリビルト品という名称が多くなっています。
リビルト品であっても部品の引き換えがなく、売渡のみのケースもあります。
リビルト品とは、分解整備をしてダメになった部品だけを新品などに変えることで動くようにした商品を意味します。
リビルト品の相場ですが、商品の状態によって大きく変わりますが、私の目安としては新品部品の70%程度の価格となっています。
一番はエアコンを壊さないこと
私が皆さんに強くお勧めしたいのは、エアコンを壊さないように使うようにして頂きたいことです。
部品ですから当たり外れはありますが、エアコンにできる限り負担を掛けないことが故障の確率を大きく下げることになります。
エアコンに負担を掛けない方法とは、炎天下などでは
① フロントガラスに日よけ(サンシェード)などを使い、車内の温度をできる限り上げないこと。
② 夏場はできる限り屋根がある日陰に止めること
③ エンジン始動時に窓を全開にして車内の熱を逃がしてから窓を閉めることで負担を掛けない。
上記3つを心掛けてもらうだけでエアコンの負担軽減に役立ちます。
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