2020年6月30日 あおり運転に対する罰則が強化されます
サービスエリアで駐車の仕方を注意されたことに腹を立て、高速道路上に停車させたところに大型トラックが追突した悲惨な事故からニースでは煽り運転に関する報道が過熱しました。
煽り運転をさせる輩がいる
最近ではYouTubeの広告収入を目的に車内に複数のカメラを仕込んで、敢えて煽り運転を挑発し、その映像をYouTubeにアップロードしたり、マスコミに売り込んでいる輩がいると聞いたことがあります。
しかし今日からは煽り運転「妨害運転」として罰則規定が強化され、摘発されると最低で免許取り消しの欠格期間2年と想像以上に厳しい内容です。
被害者救済だけが先走りしている気がする
私は煽り運転はするべきではないと思っていますが、その反面 煽り運転をさせない運転も大切だと思っています。
身勝手な理由で煽り運転は絶対にしてはいけませんが、自分の運転が未熟だったり、身勝手な安全運転信者によってクルマ社会の円滑という部分を一人のドライバーのために多くのドライバーが犠牲になっていることも知っていただきたいし、罰則規定も必要だと思います。
追い越し車線の右側をトロトロ走る
道路交通法で明記されている追い越し車線をずっと制限速度以下で走行し、追い抜いた時にドライバーを見ると片手運転で携帯電話で通話をしてたり、スマホの画面を見ていたり、友達と会話に夢中になっている。
スマホやナビゲーションの画面を見続ける罰則規定はありますが、明らかに煽り運転をされるような運転を知らずにしているドライバーや広告収入を目的とした運転をしているドライバーだけが守られているような気がしています。
制限時速以内でしか走行しないドライバー
法律では制限時速という明確に定められた最高速度が決められています。
私が過去にビックリしたことがあるのでちょっとお伝えします。
普通自動車免許を取得する時に私は運転免許試験場の飛込みで免許を取得しましたが、学科試験2回と実技試験2回の合計4回合格しないと普通免許を取得することができませんでした。
※過去形なのは、現在の運転試験場での状況は知らないためです。
皆さんもご存知と思いますが、仮免許の学科と実技・本免許の学科と実技なのですが、仮免許の実技は運転免許試験場内での運転ですが、そこでは絶対に制限速度を超過したら減点または失格です。
それが本免許の実技は路上なのですが、制限時速が40kmの道路でスピードメーターは必ず40kmを超過しないといけないと教えられたのです。
※大幅超過ではありません。
仮免許で制限速度を少しでも超えると減点・本免許で制限速度を超過しないといけない。
この理由を尋ねたところ、仮免許では安全に運転できるかを判断している。
本免許ではクルマ社会という自分一人の道路でなく、多くの人々が使用する道路を安全・そして円滑に走行できないと免許は与えられない。
このように某教官から教わりました。
また現役の白バイ隊員と話したことがあるのですが、その方もクルマ社会の流れは大切だと言っていたので、明確に何kmオーバーまで見逃すのか?
との質問をしましたが、それは言わないが一番大切なことは事故を起こさないこと・事故を誘発しないことで制限速度を1kmオーバーしたからといって検挙することはないし、万が一制限速度を1kmオーバーで検挙した場合に裁判などで争った時に計測誤差と言われかねない。
現役白バイ隊員も「流れ」という言葉を何度も使っていたのを覚えています。
これは皆さんに法律違反をしてください。
と申し上げているのではありません。
クルマ社会で安全・そして円滑にストレスなく多くの人が走行できるクルマ社会が大切だと言いたいのです。
法律で決められているから絶対に違反しない。
法律で定められているから自分の広告収入を目的に煽り運転をさせる。
これを読まれた方はどうお感じでしょうか?
速度差が事故の確率が増えてしまう
速度はが2倍になれば衝撃は4倍になる2乗の法則
だから速度は大切なのですが、もっと怖いのは速度差です。
1台だけが速度が遅い 1台だけが速度が速い
これが事故を引き起こす原因でもあります。
流れに乗ると事故の確率は大きく減る
高速道路の事故で多いのが追突事故
それは急に渋滞しているから追突事故を起こしてしまう。
高速道路の合流
これを苦手としている人は非常に多いのですが、速度が出ている本線に低速で加速しながら合流する速度差があるから難しい運転となりますし、事故の確率も増えてしまいます。
2020年6月30日を期にクルマ社会の流れに乗る運転をしていただきたく思います。
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