SUVが世界的に人気です。
日本の自動車メーカーでも新車発表されるのはSUVばかりです。
スポーツカーの代名詞であるポルシェでもSUVの販売が好調ですし、ビックリしたのはトヨタの看板車種であるクラウンが次期モデルからセダンを廃止してSUVに変わると報道されました。
SUVのデメリット
SUV人気なのですが、私はどうしてもSUVを欲しいとは思わないのです。
その理由がSUVのデメリット部分でもあるのですが、SUVは維持費面でメリットが少ないからです。
私は積雪が殆ど無い都心部に住んでおりますが冬場には必ずスタッドレスタイヤを装着しています。
外気温が7℃以下になると夏タイヤではコンパウンド(タイヤのゴム質)が寒くて硬くなり、夏タイヤの性能を発揮できなくなってしまうのですが、雪道や寒冷地用に設計されたスタッドレスタイヤでは外気温7℃以下で性能を発揮することと、急な天候悪化であっても不安なく安全走行できるからです。
都心部でスタッドレスタイヤが本当に役に立つのは年に1回あるかないかか?
この程度ですが、これでも安心と安全のためにスタッドレスタイヤを履き続けています。
SUVのデメリット部分でもあるのですが、タイヤの外形(インチ)が大きいためにホイル代やタイヤ代が普通乗用車に比較して高額になるのと、ホイルの外形が大きくなるとタイヤ交換工賃も高くなります。
ですから私のように都心部で安全のためにスタッドレスタイヤを履くような人はスタッドレスタイヤとホイルのセットがバカ高くなり、デメリットとなります。
シーズンごとに業者にタイヤの履き替えをしてもらうのであれば問題無いかもしれませんが、自分で脱着する場合は重量も重くなるので大変です。
※保管についてもタイヤが少し大きくなると4本分なので結構スペース的な問題も大きくなってきます。
SUVのメリット
SUVを好まない私でもSUVのメリットは沢山あります。
タイヤ外形が大きいメリット
デメリットではタイヤ本体の価格やスタッドレスタイヤにする場合のコスト高はありましたが、タイヤ外形が大きいことのメリットは、直進性が高く悪路などの走行時にハンドルが取られにくい。
逆にタイヤ外形が小さい車はハンドル操作がシビアになり、操縦性は機敏になりますが安定性が劣ります。
中古車で売ると時に値落ちが少ない
中古車は需要と供給で価格が大きく変動します。
SUVは世界的に人気なので新車で購入して乗り換える場合を考慮すると高く売れる傾向が強いです。
やはりSUVの最大のメリットはコレだと思います。
SUVは運転しやすい?
SUVは高くて運転しやすいという書き込みなどを見る場合がありますが、これは一概にも言えません。
車高が高くなると視界も高くなることで運転しやすいことは確かなのですが、私も驚いたのがトヨタのCH-RやスバルのXVなどは標準では車高が155cmとマンションの立体駐車場の地下に入る高さで、決して車高自体は高くありません。
ただタイヤの外形が大きいために車高が高く見えるようですが、SUVは座席の高さが高いので座高が高いから視界が良くて運転しやすいということはあると思いますが、これはメリットとデメリットが介在しています。
車高は高くないのに座席が高いということは、必然と室内高が低くなることを意味しています。
ですから車内が狭いという感覚になってしまいます。
中古車のバイヤーから聞いた話
これは海外に輸出を専門とした方から聞いたお話なので断言ではなく、参考としてご紹介します。
その方は本当に車の車種には詳しくて、特に外車に関してはビックリするほどメーカーだけでなく車種ごとの価格帯や車の故障度合からすべてにおいて詳しい人でした。
世界的にSUVが人気の理由を聞いてみた
その方にSUVが世界的人気ですが、なぜですか?
このように質問すると、日本ではSUVのメリットはデザイン的な問題だけですが、特に中東では日本のように道路がアスファルトでなく砂地なので、普通乗用車であれば砂地に埋まって動けなくなる。
炎天下の砂地で車が動けなくなったら生命の問題なので必然とSUVが人気となる。
とのことでした。
売ることを考えたら
ここで面白い話をされていたのでご紹介しますが、購入した車を海外輸出で売ることを考えたら必ず下記の項目を満たすと間違いなく高く売れるとのことです。
① メーカーオプションでサンルーフは付けること
バブル当時はサンルーフ付きの新車がよく売れていましたが、最近では一時期に比べてサンルーフ付きの車両を見る機会が減りました。
しかし中東などではサンルーフの有無によって値段が全然違うそうです。
その理由は、治安が悪く強盗などが来たらサンルーフを空けて銃を撃てるからだそうです。
サンルーフの有無によって生命の危険性が変わるからサンルーフは必須とのことだそうです。
② 車体色は(白)は売れない
海外ではお金の無い人は車に色を塗れないとの認識らしく、白色の車は貧乏人が乗る車というイメージがあるそうです。
ですから白色の車を輸出する前に他の色を塗ってから輸出することもあるそうです。
③ 自動車メーカー
世界的にSUV人気ですが、絶対に高く売れる自動車メーカーはトヨタ一強だそうです。
日本の自動車メーカーはトヨタだけに限らず壊れない品質の高い自動車を製造していますが、海外ではトヨタの車は壊れない神話が強いらしく、トヨタ車と他メーカーでは同じ価格帯であってもトヨタ価格になるそうです。
その方のお話として、日本ではマツダのSUVは特にディーゼルエンジンについては尿素(CSR)を使わない排ガス処理で技術力も高くていい車だけども海外での中古車買取価格を考えると悲しくなるほどの価格でしか売れないそうです。
尿素CSRシステム(ウキペディア)
マツダだけでなく、F1で知名度の高いホンダであっても同様だそうです。
あと驚きなのが同じトヨタブランドであるレクサス
日本では当然レクサスの方が上なのですが、海外での評価はトヨタよりも下と見られているようで中古車価格もトヨタの方が人気だそうです。
やはり海外ではトヨタ神話となっているのでしょうね。
売ることを考えて買うとしたら?
そこで私が質問してみました。
もし〇〇さんが車を購入するとしたら何を買いますか?
この人は本当に車に詳しい人なので、どのような外車を買うというのだろうか?
と思っての質問でした。
私なら間違いなくトヨタのハリアーかRAV4の2車種
それもサンルーフ付きで4WD車
色はホワイトパールか黒とのことでした。
この選択であれば5年乗っても間違いなく海外で高値で売れ、新車購入の価格から中古車販売価格の差額を考えたら安い軽自動車を乗るよりもお得だそうです。
私はビックリしました。
外車を輸出しているような方だからフェラーリなどと言うと思ったらトヨタのSUVです。
私が予想していたのはフェラーリなどと言うと思っていました・・・。
と発言すると
フェラーリやポルシェなら買うかもしれない。
但し売ることを考えたら買っても一切乗らずにナンバー外して屋根付き駐輪場で10年ほど寝かして売りますね!
とのことでした。
海外輸出で人気があるのは、SUVと2ドアスポーツタイプこの2選択らしいです。
最後の質問
それじゃ、手持ちのお金が無い場合は海外輸出を考えて買うなら?
の質問に対して
トヨタのヴィッツとの答えでした。
今であればヤリスでしょう。
トヨタのヴィッツであれば10万km程度走行していても海外輸出で売れなかったことは無いほど費用対効果は高いそうです。
車を買う前に売ることも念頭に参考にしてみてください。
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