街中を歩いていると、特に鉄板が薄い軽自動車のオーディオが車外に音漏れしている車を見たことありませんか?
恐らく軽自動車のドアは薄いので、車内では大音量でオーディオを聴いていないと思いますが、予想以上に車の外に音量が漏れています。
もっと最悪 ハンズフリー電話の音漏れ
まぁ車外へのオーディオ音漏れもダサいですが、もっとダサいのはハンズフリーで電話しているとオーディオの音よりもハッキリと通話している相手側の声が外に漏れています。
通話内容が機密情報ではないでしょうが、何を喋っているのか?
これが判別できるレベルです。
大音量にしても殆ど音漏れしない。
今回は、メカ好きな性格のため歴代の車全てに音漏れがしないようにしてきた方法をご案内します。
これはドアの内張りを外した状態の写真です。
ドアの内張りを外すと複数の大きな穴が開いています。
その穴を埋めるように大きなビニールが被せられていますが、この穴のことをサービスホールと呼んでいます。
これはドアのガラスやドアロックなどの修理をする場合にために意図的に開けられた穴で、車メーカーを問わずにあります。
このドアの内張りを外して加工すると車外にオーディオの音漏れが殆どしません。
これから案内する方法を全てすると、大音量であっても車のそばに来て初めてオーディオの音が聞こえるほど防音性は全く違います。
今回は、レベルごとに分けてドライバー1本程度の工具と¥2,000程度の費用で驚くほどオーディオの音漏れ防止方法をご案内してみます。
最強レベルの音漏れ防止方法
これはドアの内張りを外してビニールを全て取り除いた状態です。
これは最強レベルの防音する時以外は絶対にビニールは取り外さないでください。
内張りの外し方について
ご自身の車のドアの内張りの外し方が判らない場合は、恐らくYouTube検索すると同一車種での内張りの取り外し方動画が見つかると思うので、検索してみてください。
共振を防止する
カーオーディオの音漏れがするのは、スピーカーが音を出すために空気を動かしており、その空気の振動が車のドアの鉄板を共振させてドアがスピーカーと同じ役目となって車外に音漏れをさせています。
そこで防音の鉛シートがネットなどで売られています。
エーモン工業などで簡易的なサイズで販売されていますが、私の場合は10m単位での本格的な鉛シートを購入して取付けております。
本格的な鉛シートは少々高額で10m単位で3万円程度はします。
そして鉛は重いので、10m巻の鉛の重量は10kgくらいはあると思います。
その鉛シートをハサミで切って写真のように貼り付けます。
このように車のドアに鉛を貼ることをカーオーディオ用語では「デットニング」と呼ばれております。
ドアの内側の鉛を貼るだけで車外に漏れ出す音量は劇的に変わります。
軽自動車などの薄い鉄板のドアなど鉄板が薄ければ薄いほど効果は絶大です。
通常デットニングする場合はサービスホールを埋めるだけに使用するケースがありますが、私の場合はカーオーディオの音漏れが大嫌いなので、写真のようにドアの内側に貼っております。
恐らくドア1枚当たりの鉛の重さは2㎏程度の重量は貼っていると思います。
吸音スポンジ
音響用の吸音スポンジとういのがあります。
スポンジ会社の説明書によると、音響用の吸音スポンジは音を熱に変換することで音エネルギーを消と書いてありました。
私は音響用の吸音スポンジを初めて使用したのですが、これが意外とビックリ!
鉛を貼るよりも車外へのオーディオの音漏れに効果があるのでは?
と思うほど効果があり、本当に音エネルギーを熱に変換してくれている感じがしました。
音響用の吸音スポンジは車1台分 ドア4枚で¥1,500未満でした。
手軽にオーディオの音漏れを防止されたい方はこの音響用の吸音スポンジだけでも恐らく満足できると思います。
ドアの内側は防腐処理がされており、ヌルヌルしているケースが多く、両面テープでも外れる場合があります。
吸音スポンジを入れるデメリット
車のドアは洗車や雨が降ると必ずドアの内側に水が入ります。
写真では見えませんが、スピーカーの下当たりには排水を目的とした穴が空いており、ドアの内側に入った水が出るようになっています。
吸音スポンジを入れると、当然ですがスポンジなので吸水します。
ドアの内側なので乾きにくく、乾燥するまで相当の時間を要します。
※国産車であればサビないように徹底した防腐処理が徹底されているのでサビることは無いと思いますが、吸音スポンジを入れることでサビやすい条件には変わりはありません。
デットニング加工
このようにサービスホールを鉛で覆います。
これはオーディオの音漏れ効果を目的としたものではなく、音抜けしないためオーディオの音質向上には効果があります。
この作業をひっくりめてデットニングといいますが、先ほども書きましたがドアの内側はサビないように防腐処理がされており、防腐剤はヌルヌルとしているので鉛が外れやすいのが難点です。
鉛を貼る前に私は1本¥500未満のブレーキパーツクリーナーで除油してから鉛を貼り、更にアルミテープで外れないようにしています。
スピーカーが付いてるドア全てに加工
これは加工前の写真ですが、スピーカーが付いてるドア全てに同じ加工を施すことでオーディオの音漏れはが殆どしない状態です。
最後に
音響好きな人はデットニング加工で鉛を貼ることを必須ですが、単にオーディオの音漏れを何とか防止したい方は鉛加工は鉛が外れて何度もドアの内張りを外さないといけない場合があるので、メンテナンス性を考慮するとおススメはできません。
ですが、鉄板の薄い軽自動車などでオーディオの音漏れが気になる方は吸音スポンジをスピーカーの後ろ側に装着するだけで加工賃も安く効果絶大です。
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