ヘッドライトをLEDバルブに変えると車検が通らない?

メンテナンス

先日に遠方に在住の親類から連絡が入りました。

以前にLEDバルブに変えてもらった車が車検時期だったこともあり、近所のガソリンスタンドで給油していたら、スタッフが車検を安くするからと案内され、予約したところヘッドライトをLEDバルブに交換しているから車検不適合になるかもしれません。

その場合はハロゲンバルブに交換して車検を通すので、別途¥8000掛かると言われたけど、どうすればいいか?

という相談でした。

LEDバルブに交換すると本当に車検が通らない可能性がある

2015年9月から道路運送車両法が改正され、ヘッドライトの計測方法が大きく変わりました。

2015年頃まではLEDヘッドライトバルブは普及していませんでしたが、LEDヘッドライトバルブが普及しだすとLEDバルブに交換した車がどんどん車検に通らない現象が起こりました。

ハロゲンバルブよりもLEDバブルに交換した方が明るいのに、なぜ明るいLEDバルブが車検に不適合なのか?

疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

改正された内容とは

ここでは専門的な用語を極力使いたくないので、簡単に説明するとLEDバルブが明るくても以前はハイビーム(上向き)で計測していたものが、ロービーム(下向き)で計測になったことで車検不適合となっています。

少し専門用語が入りますが、LEDバルブに交換してロービームで計測するとカットラインという部分が出ずに不合格になるというものです。

なぜ基準が変わった?

歩道を歩いていて車のライトが眩しい!

なんて思ったことありませんか?
これはもしかしたらハイビームにしているからだけでなく、LEDバルブに交換した車両がロービームで走行しているケースかもしれません。

このようなことが起こらないように、カットラインといって道路を照らした時にハッキリと明るい部分と暗い部分が出ていないと車検に通さないということです。
※素人さん向けに簡単に説明しております。

LEDバルブに変えると車検に通らない原因

このカットラインというのは、特にリフレクターといって反射板が付いているライトにLEDバルブ交換によって車検不適合となるケースが多発しています。

その理由とは

バルブ(電球)に電気が流れることでがフィラメント(発光体)が抵抗によって熱くなり、同時に光を放ちます。

バルブで発光した光は反射板に当たって、反射した光を前方の道路などに投影する仕組みです。

元々はH4バルブ(電球の種類)などはこのリフレクター(反射板のあるライト)に使用されているケースが殆ど? 全部? なのです。

ハロゲンバルブとLEDバルブ

左側がハロゲンバルブで右側がLEDバルブです。

車の共通部品(汎用品)は全て統一された規格で製造されております。

車検不適合が多発しているLEDのH4バルブは上の写真をご覧頂いても理解できると思いますが、ハロゲンバルブはガラスで覆われおり全体的に光が放たれるのに対して、LEDバルブはチップ(黄色)は一部分だけしかありませんから同じH4規格でも光の照らす方向は全く同じには物理的に不可能なのです。

この違いによって(反射板)に当たって前方に投影すると光の広がり方や光の集中度合いが若干変わる現象が起きてしまうのです。

だからリフレクター(反射板)の付いたH4バルブはLEDバルブに交換することで車検に適合・不適合が車種によってバラつきが出てしまうのです。

LED販売者が車検適合と謳って販売していても、車種によってリフレクターの形状は異なりますから、車検を通過できたり、できなかったりとする現象が起こってしまうのです。

※規格が同じH4であってもLEDの場合は、取付金具の形状だけが同じと思ってください。

車検は絶対に通らないのか?

実は、今回とても勉強になる事案でしたので、LEDバルブに交換して車検が通らなかった方にアドバイスをしたいと思います。

今回相談があった車ですが、実は2年前に大手カー用品店で車検受けをしていたのです。

私はそれを思い出して、前回車検受けした所では恐らく計測器は同じだから、前回車検受けしたカー用品店で車検受けすれば、かなり高い確率で車検に通るはず。

とアドバイスをしました。

そして車検当日の朝にガソリンスタンドでライトを検査すると(予備検査)車検不適合となり、即キャンセルして午後から2年前に車検受けをした大手カー用品店に車検入庫すると無事に検査合格となったそうです。

これは大手カー用品店が不正をしているのではなく、計測機器が異なると若干の誤差によってギリギリの状態で通過したと思われます。

LEDバルブに交換したら

わたしが行っている方法ですが、ネット通販でLEDバルブを安く購入して、自分で交換後してから大手カー用品店に行き、光軸調整といってライトの向きを車検で使用する計測器を使って調整してもらいます。

この光軸調整をして貰った時に、このLEDバルブは車検通りますか?

と尋ねると車検で使用する計測器を使って調整するので、もし通ると言われたら、そこで車検受けをすれば車検に通る可能性は非常に高くなります。

因みに価格は統一ではありませんが、参考価格として、私が光軸調整して請求された料金は¥3,000(税別)でした。

若干前後はするでしょうが、車検受けする時に不合格となってバルブ交換するよりはリスクも低いですし、ちゃんとライトの向きまで調整してくれるので安心して乗ることができます。

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