ハンドルが小刻みに震える現象は〇〇〇の消耗が原因

メンテナンス

速度を出していくと不思議なことにある一定の速度になるとハンドルが小刻みに震える現象を体験したことはありませんか?

ハンドルが小刻み震える現象は、ある一定の速度でブレーキを踏んでいない時と、もう一つブレーキを踏んだ時だけにハンドルが震える現象があります。

今回はある一定の速度を出した時に震える現象と対策について解説してみたいと思います。

ハンドルが小刻みに震えて振動を感じるようになったら

特に多いのが、時速80km付近から時速100km程度の時にずっとハンドルが小刻みに震える現象なのですが、この原因はホイルバランスが崩れているといって間違いない現象です。

タイヤの製造技術はメーカーを問わず本当に素晴らしい技術と管理で精密といっても過言でないほど製造されています。

なにが凄いかというと、均等に作られています。
イメージして頂きたいのですが、タイヤは丸い形をしていますが、タイヤにはワイヤーが使われておりますが必ず繋ぎ目が出てきます。

当然ですが繋ぎ目の部分はワイヤーが重なる部分なので丸い形のタイヤはできる限り均等な重量に仕上げていますが、100%均等には物理的に不可能なのです。

タイヤは均等な重さではない軽点マーク

ですからタイヤには重たい部分と軽い部分があり、新品のタイヤには一番軽い部分に黄色いマーク(軽点)が記されています。
※一部のタイヤメーカーでは不採用

タイヤ交換する時に、タイヤの空気を入れるための部品、エアーバルブがあるためホイルも均等な重量配分でなく、エアーバルブの種類(ゴム製・金属製)とエアーキャップ(ゴム製・金属製)によっても重量が変わります。

ですからタイヤを組み替える時にバランスが取りやすいようにタイヤの空気を入れるバルブ付近に黄色い丸印を合わせて組み込むとバランスが取りやすいという意味で記されていますが、絶対に合わさないといけないわけではありません。

あくまで組み換え時の目安印と考えて頂いた方がいいと思います。

タイヤとホイルは均等でないから

そしてタイヤを交換する時にタイヤチェンジャーといってタイヤを交換する機械がありますが、タイヤ交換をした後に必ずバランスを測ります。

左の写真がタイヤバランスを測るバランス測定器
右の写真がタイヤを組み替えるタイヤチェンジャー

スチールホイルに多く使用されるバランサー(鉛)

スチールホイル(通称:鉄チン)と一部の純正のアルミホイルには赤丸の重りでホイルの溝に食い込ませるバランサーがあります。

この写真のバランサーは【10】と書いてあるので10gです。

外品のアルミホイルはこのようにホイルの内側に両面テープが付いた鉛(バランサー)で重量が均等になるように機械で計測して、ホイルの内側と外側に必ずと言っても過言でないほど鉛で重量調整しています。

バランスが崩れているからハンドルが小刻みに震える

もうここまで説明したらお分かり頂けると思いますが、タイヤは走行中に消耗する部品なので均等に減らずに一部分だけすり減ったりします。

また走行中に何らかの原因でバランサーが外れてしまうこともあります。

このようにバランスが崩れることで走行中にハンドルが小刻みに震える現象が起こります。

なぜバランスが崩れるのか?

タイヤは丸型なのに、なぜ一部分だけがすり減ってバランスが崩れるのか?

これは一概にひとつの項目だけでタイヤの一部分だけが減っているのではありませんが、下記に挙げる項目が重なるとバランスが崩れやすくなってしまいます。

すえ切り運転

運転が慣れない方に多い運転方法で停車中にハンドルをグリグリと回す運転のことですが、この運転方法は非常にタイヤにストレスを与える運転でもありますし、車庫入れなども難しくさせる運転なのです。

低速でグリグリとザラザラしたアスファルトの上で消しゴムで押さえつけて擦っているイメージをして頂ければ、タイヤにどれほど大きな負荷を掛けているのか?

想像できると思います。
スエ切り運転は極力控えましょう!

タイヤの空気圧低下による高速走行

タイヤには適正な空気圧を入れないとタイヤ本来の性能を発揮できず、燃費悪化やタイヤの摩耗に繋がります。

これもイメージして欲しいのですが、タイヤの空気が少ないと高速走行中にタイヤが波打つ現象が起こります。

特に高速道路では道路の繋ぎ目があります。
繋ぎ目は鉄の部品です。

高速走行中に、この繋ぎ目はアスファルトよりも高くなっており、タイヤが繋ぎ目を通過する時に空気圧が低ければ低いほどアスファルトに叩きつけられる現象が起こります。

そうすると高速道路を走行しているタイヤ本体は熱を帯びており、柔らかくなって弱い状態でバンバンとアスファルトに叩き付けられるとゴムの一部分が削れてしまう。

バランサーが外れる

これも稀にある事案ですが、バランサーの取り付け方が甘かったり、粘着部分が泥で密着していなかったりと、バランサーが外れることもあります。

当然ですがバランサーがあって初めて均等にバランスが取れているのに、バランスが紛失するとバランスは崩れてしまいます。

車体に何らかの異常

これは少し考えにく項目ですが、車体側で特に足回り付近の不良によりタイヤの一部分が削れる現象があります。

また車体側の現象ではオフセットが狂っているとタイヤが摩耗することによってバランスは崩れやすくなります。

※オフセット(トーイン)とは、タイヤが進行方向に対して真っ直ぐでなく【ハの字】・【逆ハの字】になることでタイヤの内側・外側が極端に消耗する現象が起こります。

このオフセットですが、車を歩道に乗り上げる時に前輪から勢いよく乗り上げることで一回だけでオフセットが狂った実験もありました。

歩道などの段差に乗り上げる時にはバックで後輪からゆっくりと乗り上げる方がベストです。

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