アクセルとブレーキの踏み間違え 運転

iiduka 車の運転
https://www.youtube.com/watch?v=9qSBNnnoDkM

アクセルとブレーキの踏み間違えによる事故は軽くない

2019年4月に東京池袋で旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告の事故は大きく報道されました。

飯塚元院長は事故により入院したことと、ドライブレコーダーの映像記録が押収できたことに加えて高齢という理由から逮捕されずに世間からは上級国民などと揶揄されておりました。

また退院後の現場検証ではアクセルとブレーキを踏み間違えたのかもしれない・・・。

との供述があったにも関わらず公判では一転して車両の異常により制御不能との主張をしたことによって世間や被害者遺族の感情を逆なでする結果となり、更にバッシングされました。

飯塚被告は実刑判決が出ても高齢などの理由から収監される可能性が低いのに過失を認めず車両に問題があるとの主張をすることで更に国民感情を逆なでし、その結果 長期に渡り飯塚被告の子や孫、そして親族にまで永遠にバッシングされることを考えての主張なのか?疑問です。

飯塚被告は反感という莫大な負の遺産を残すことになりました。

高齢者だけではない、若者にも起こる事故

今回の記事では私も被害者遺族のお気持ちを考えると飯塚被告の事故について熱くなって書いてしまいましたが、アクセルとブレーキの踏み間違えという事故は高齢者だけに起こっている事故ではなく、若者でも発生している事故なのです。

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高齢者がアクセルとブレーキの踏み間違えて店舗に突っ込むと、視聴率稼ぎのためにマスコミは小さな事故であっても話題性が高いと報道するため、視聴者は高齢者だけに起こっている事故と思わています。

なぜアクセルとブレーキの踏み間違えるのか?

そろそろ本題にはいりますが、アクセルとブレーキの踏み間違えはナゼ起こるのか?

これは私が思うには時代遅れの公安委員会が推奨する運転指導法にあると思っています。

車は日進月歩で進化しており、数十年前まではミッション車(MT車)が当たり前でした。
それが現在では99%程度はAT車となっており、大型トラックやバスでもAT車なっています。

ココが一番重要なのですが、ミッション車はアクセル・ブレーキ・クラッチと3つのペダルを操作して車を動かしていましたが、オートマチック車はアクセル・ブレーキの2つのペダルで操作します。

サイドブレーキのペダルは付いている車両もありますが、運転操作では2ペダルとなり、クラッチが無くなったAT車では左足を使わずに空いている状態です。

要は右足1本で車を操作しています。

これがアクセルとブレーキの踏み間違えの大きな原因なのです。

特に車庫入れ(バック)中の事故が多発

アクセルとブレーキの踏み間違えは車庫入れなどのバック中に発生します。

それは右足1本で操作して、自動車教習所などで車庫入れやバックする時は後ろを振り向いてバックしますが、後ろを振り向くと運転姿勢が崩れることも大きな原因なのです。

右ハンドル特有の事故でもある

また日本の道路は車両は左側通行なので右ハンドルです。

これもアクセルとブレーキの踏み間違えを誘発する原因の一つなのですが、バックする時に多くのドライバーが助手席に左腕を掛けて後ろを振り向いてバックしますが、この時に運転姿勢が崩れてブレーキを踏もうとすると右側の運転席では右側にアクセルペダルがあるため、ブレーキペダルの上に足を乗せてもブレーキペダルから足が滑べるとアクセルペダルを強く踏んでしまう。

これが左ハンドルであればアクセルペダルの位置は同じですが、右腕を助手席にかけてバックスしてブレーキペダルから足が滑ってもアクセルペダルを踏む確率は大きく減るのです。

ですから車庫いれ.comでは助手席に手を掛けて、後ろを振り向かないバックの指導をしているのです。

運転技術だけでなく、メンタル的にもミスを誘発

アクセルとブレーキの踏み間違えはブレーキペダルから足が滑っての事故だけでなく、メンタル的にも発生する実験がテレビで放映されていました。

被験者は高齢者から若者ですが、運転中に被験者には内緒で車に仕掛けた携帯電話を鳴らすという実験だったのですが、運転中に携帯電話の着信音が鳴るとビックリして高齢者から若者までアクセルとブレーキの踏み間違えが発生したのです。

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運転時に焦ると正常運転ができないくなる

この記事の最初に飯塚被告の事故について書きましたが、決して飯塚被告も事故を起こしたくて起こしたのではありません。

裁判が終わっていませんから確定ではありませんが、殺人目的ではなく本来の事故は過失によるものと推測されます。

飯塚被告の妻も車がガードレールに衝突してから車が制御不能に加速したとの証言をしていたようですが、人は焦ると手足が硬直してしまい自在にコントロール不能になってしまうのです。

特に運転が不慣れな人は車を接触させなくても運転が怖いために初期段階から焦っており、事故の確率が高い状態で運転していると言えます。

どうすれば解決できるのか?

ネットの書き込みでアンチな方がいますが、私個人としては左足ブレーキを推奨しています。

海外ではミッション車の運転はアクセルとブレーキペダルは右足で操作しますが、オートマチック車はアクセルペダルは右足、ブレーキペダルは左足で操作するように教えている国もあります。

自動車教習所で右足1本の操作で教わったら左足ブレーキなんて!

という考え方をしている人がもいるのも事実ですが、慣れると左足ブレーキはとても安全です。

狭い道路などで飛び出しでも右足1本で操作していたら踏み変えるのに時間が掛かりますが、踏み変える時間が無い分、制動距離は短くなります。

特に車庫入れなんかはアクセルで速度調整をせずにアクセルペダルは軽く踏み込んだままでブレーキペダルで車速を調整するとスムーズに車庫入れができます。

左足ブレーキが当たり前のカート

カートという小さな4輪競技ではカートの構造上によって右足でアクセル左足でブレーキを操作しないといけないのです。

練習せずに左足ブレーキは危険

私が左足ブレーキで操作するようになったのは、学生時代に激務のアルバイト後に友人と数台で旅行に行った時に、運転中に右足がつってアクセル操作ができなくなりました。

当時はナビゲーションも無ければ携帯電話すらない時代ですから付いていくしかなく、その時に左足でアクセルとブレーキを緊急的に使ったのがきっかけでした。

最初は信号停止時にギクシャクしましたが、慣れると安全だ!

と気付いてから殆どが左足ブレーキで操作しています。

右足でブレーキ操作することありますが、基本は左足ブレーキ。

左足ブレーキを使ったことが無い人は危ない!
と思うかもしれませんが踏み間違えたことなんて1回もありません。

逆に左足はブレーキという無意識でも動く状態なので、飛び出しなどの緊急時には咄嗟に思考することなく瞬時に左足が動きます。

逆に右足であればちょっと考えて
①アクセルペダルから右足を離して
②ブレーキペダルに足を乗せて
③ブレーキを強く踏む

みたいな思考がゼロなのです。

但し、左足ブレーキは練習してできるようになってから使うようにしてくださいね。

やったことも・慣れていないのに左足ブレーキを使うと危険です。

公道で左足ブレーキは怖い!という方は、是非とも遊園地などでもあるカートで使ってみてください。

恐らくスグに慣れて運転できるようになります。

最後に車の運転で大切なこと

自動車教習所で教わった運転方法が一番ではありません。

車の運転で最も大切なのは、ブレーキを踏むのは右足!が正解ではなく、左足でいいのです。

ハンドルも両手が正解でなく、右手であろうと左手であろうと法律に違反しない運転方法で、事故を起こさない運転が正解なのです。

物損事故・人身事故ともに事故を起こさない運転方法が一番であることを肝に銘じて運転してくださいね。

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